植毛の医学情報

人工毛植毛の危険性について

人工毛植毛とは、合成繊維で作られた人工の毛を頭皮に植え込んでいく方法のことです。日本では、自毛植毛よりもこの人工毛植毛の方が良く知られていますが、多くの医学的問題を抱えています。米国では、トラブルが多発した為にこの人工毛移植は法律で禁止されています。

■ 人工毛植毛の問題点
実際にどのようなところに問題があるのか、具体的に考えていきましょう。

・瘢痕形成
⇒人工毛は人体にとって異物です。2~3年のうちに劣化して、抜け落ちるか根元で切れて毛根部分は頭皮に埋め込まれたままという状態になります。アイスピックで刺されたような無数の傷痕が残ってしまいます。頭皮全体が固くなったり、化膿してしまうこともあります。

・感染症
⇒傷痕が残るだけではありません。そこから菌が進入して感染症を引き起こす可能性もあります。

・異物感
⇒頭皮内での異物感が残ります。

・コストの問題
⇒人工毛は数年で使えなくなってしまうので、定期的に植え替える必要があります。植え替えの度に、頭皮の状態が悪くなるとともに、コストもかかります。傷痕が残っているために、止めることも難しくなるという問題も抱えています。消毒やメンテナンスにも費用がかかり、膨大なコストになることがあります。

■ 自毛植毛への移行
人工毛植毛でトラブルを抱えて自毛植毛術を希望される方がいらっしゃいます。この場合、治療は可能ですが、生着率が落ちることがあります。人工毛を一度抜いてしまってから手術を行う方が望ましいのですが、それを望まれない患者さんが多いようです。

いづれにしても、人工毛植毛は医学的に安全性や有効性が確立されたものではありません。中には、医師の資格がない人間が行っているケースさえあるようです。

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